中ソ対立 その基盤・歴史・理論 (有斐閣選書) 菊地昌典,袴田茂樹,宍戸寛,矢吹晋 著 人気 有斐閣発行 昭和52年4月30日初版第2刷発行

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中ソ対立 その基盤・歴史・理論 (有斐閣選書) 菊地昌典,袴田茂樹,宍戸寛,矢吹晋 著
有斐閣発行昭和51年9月30日初版第1刷発行昭和52年4月30日初版第2刷発行326頁索引・中ソ対立年表・中ソ対立文献目録 48頁サイズ 約19cm×13cm×2cm定価 1400円表紙カバー付き表紙ビニルカバー付き
表紙ビニルカバー 多少汚れ。本体三方小口 わずかにヤケ。本体頁 わずかにヤケ。状態良好。

【本書を読まれる方へ】
中ソ対立がなぜ現在のような深刻な状況に立ち至ったかについてはいろいろな見解がある。国際政治は諸大国の国家利益をめざす活動によってのみ動かされるという伝統的見方をとる人々は,中ソ対立を中ソ両国家の対立としてとらえ,中国民族とロシア民族の対立にその根源を求めようとする。しかし中ソ対立の発展の経過をたどるとき,われわれはこの対立はまず中ソ両国を指導する中国共産党・ソ連共産党指導部の国際共産主義の総路線,社会主義建設の総路線,すなわち,いかにして社会主義を建設して共産主義への道をたどるか,についての根本的な見解の相違,マルクス・レーニン主義理論の本質についての意見対立から始まり,中ソ両国家の対立へと発展したとみざるを得ない。
「現在の中ソ対立のきびしさは,われわれの予想をはるかに超えている。中国はソ連を社会帝国主義とよび,ソ連は中国を毛沢東独裁の軍事官僚国家とよぴあっている。その対立は,互いに革命に対する反革命の関係にあるといってもよい。しかし,この中ソ対立には,現代マルクス主義の当面している国家論,過渡期論,イデオロギー論などの主要な理論的諸問題もふくまれているわけである。
本書は,この中ソ対立という20世紀後半の歴史的大事件を,利用できる資料を最大限つかいながら,事実をもとにできるだけ平易にかつ正確に分析した。(表紙裏より)

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